TOEIC 英語学習

TOEICを勉強する意味なんてあるの?【少し人生変わった】

2020年4月6日

悩む男性

この記事ではTOEIC勉強しようかと悩んでいる人が考える、「TOEIC勉強しても意味あるのかな」という疑問に答えていきます。

 

なので、この記事は以下のような順番で話を進めていきます。

 

この記事の内容

  • TOEICを勉強する意味なんてあるの?と考えてしまう理由
  • TOEICを勉強する意味:一般論
  • TOEICを勉強する意味:経験談

 

結論から言うと、TOEICのスコアがあることで少しだけ人生良くなります。

 

これは実際に私自身がTOEIC555点から930点まで上げることに成功したことで感じたことです。

 

勉強を始めた頃のTOEICスコア

勉強を始めた頃のTOEICスコア

 

TOEIC900点

最新の私のTOEICスコア

 

この記事が皆さんのTOEICヘの挑戦のきっかけになれたら嬉しいです。では、本題にうつりましょう。

 

なおや
目次を押すと自分の読みたいところまで飛ぶことができます。興味があるところからぜひ読んでみて下さい。

 

 

TOEICを勉強する意味なんてあるの?と考えてしまう理由

タバコを吸う男性

 

 

TOEICの勉強に疑問を持ってしまう理由は4つあると考えています。

 

  1. 周りのTOEICハイスコアの人が英語を話せない
  2. スピーキングだけできる外国人の存在
  3. TOEICはテストだから対策をすれば点数が伸ばせる理論
  4. TOEICハイスコアのメリットを感じたことがない

 

この4つの理由について深掘りしていきます。

 

 

周りのTOEICハイスコアの人が英語を話せない

 

これは経験ある人も多いですよね。

 

具体的には「TOEIC800点(ここからはTOEIC800点越えをハイスコアとする)越えの友達がいるけど、その人は全然英語を喋れない」などですね..

 

なおや
実際私自身もTOEIC900点は越えましたが英会話はまだまだです。

 

でも、これって考えてみると当たり前でTOEIC自体(一般的なリーディングとリスニングのテストの場合)はスピーキングを重視していませんからね。

 

 

この理由のため「スピーキング力とTOEICのスコア」が比例関係にないということです。

 

 

なのでそれに対して「TOEIC意味ない論」が出ても否定はしづらい部分はあります。

 

 

スピーキングだけできる外国人の存在

前章の逆の例として「リーディングやリスニングができないのにめちゃくちゃ英語が話せる外国人」がいますよね。

 

 

そんな外国人の方を見ると「TOEICの勉強意味ない」と考えてしまうのも分かります。

 

しかし、そう考えてしまうのはまだ早いです。実は彼らが英語を流暢に話せるのには理由があります。

 

その理由を説明するために、私が留学していた時に出会ったサウジアラビア出身の高校生の話をさせて下さい。

 

体験談

私が留学していたマレーシアには、多くのサウジアラビア出身の学生が英語を勉強しに来ていました。

そして、多くの学生が流暢に英語を話しているように、留学初期は感じていました。

しかし、彼らと友達になり、会話をしていく中でわかったのが、彼らの英語は「文法も発音も単語もかなりてきとう..笑」ということです。

彼らは自身の母国語と英語の発話の仕方が似通っているため、それっぽく発音し、発話するのに長けていただけでした。

また、会話が流暢に聞こえるのは彼らの学校教育が「文法や単語」より「話す」ことを重要視しているからだそうです。

 

 

おそらく彼らがTOEICを受けたら結果はボロボロであることが予想できます。

 

なおや
実際に彼らの語学学校の筆記試験はボロボロでした..笑

 

マレーシア留学時の写真

マレーシア留学時の写真

 

ただ、私の経験上日本人で話せるけど、文法ができないタイプの方に会ったことがありません。

 

この理由は以下の2点が考えられます。

 

  1. リーディング・リスニング重視の教育
  2. 英語と日本がかけ離れた言語であること

 

 

TOEICスコアとVERSANTスコアの

(引用元:日本経済新聞社

 

また、上に示したTOEICスコアとVERSANT(スピーキング力を測る国際的な試験)の結果から、TOEIC800点を超えてやっと6割の人が十分なスピーキング力を持っていると考えることができます。(詳細はこちら

 

 

なので少なくともTOEIC800点を取る基礎力がないと日本人が流暢に英語を話すのは難しいということもわかります。

 

 

つまり、日本の教育、そして日本語という性質を考えると、TOEIC800点程度を取る基礎力は「英語を話す」を考える上で最低限の知識であると考えることもできるかと思います。

 

 

TOEICはテストだから対策すれば伸ばせる

これには半分同意で半分否定派です。

 

確かに、TOEIC600点くらいであればTOEIC用の単語を勉強し、頻出問題をとき、模試の解き慣れをすれば伸ばすことは可能です。

 

ただ、TOEICでハイスコアを狙うならテスト対策だけの勉強では不可能です。

 

これは私の経験談が理由になっています。

 

体験談

私自身、主に大学受験の勉強で単語を覚え、長文を読み、過去問を解くといった試験対策の英語勉強をしました。確かにセンター試験で8割程度を取る実力はつきましたがそこが頭うちでした(大学入学時のTOEICスコアは500点台)。しかし、社会人になってから音読・シャドーイング・ディクテーションなど、本質的に英語力を上げる勉強を始めたことで、TOEIC800点を越えることができました。

 

この経験から、英語力をある程度のレベルに上げるには試験対策ではなく、本質的に英語力を上げるトレーニングが重要だと考えています。

 

 

そして、今回の話題であるTOEICでもある程度のハイスコアを狙うためには本質的な英語力を上げるトレーニングが必要になるので「試験対策だけではTOEICは伸びない」が結論になります。

 

 

TOEICハイスコアのメリットを感じたことがない

これは当たり前の話ですね。

 

当然経験していないから、どんなに効果があるかわからないはずです。

 

 

なので、この部分に関しての深掘りを次章から「TOEICを勉強する意味」というタイトルで話していきますので、参考にして下さい。

 

 

【一般論】TOEICを勉強する意味

TOEICでハイスコアを取る意味」でよく挙げられるのが以下の2つです。

 

  1. 就職・転職に有利
  2. 昇進に有利

 

では、それぞれについて深掘りをしていきます。

 

就職・転職に有利

これはデータがベースにある絶対的な事実です。

 

日系・外資系問わず就職・転職活動の際に、TOEICスコアでの足切りを置いている企業は少なくないです。

 

例えば、パナソニックがTOEIC800点以上を、または丸紅がTOEIC730点以上を足切りにしたりしています。

 

このように大手企業がTOEICスコアを採用基準に挙げているので、TOEICでハイスコアを持っていることはキャリアの選択肢を広げるという意味では確実に価値があるということですね。

 

昇進に有利

企業によっては管理職に上がるまでのTOEICのスコア目標を掲げている会社もあります。

 

 

また、実際に私の会社でも目標スコアこそありませんが、年に2回ほど業務時間中にTOEICの受験を求められることを考えると、企業が英語力を以下に重視しているかがわかりますね。

 

 

とここまでがデータが物語る話なのですが「本当にTOEICで成功した経験がある人いるの?」が気になるところですよね..笑

 


なので、「TOEICで転職に成功した!」や「TOEICのスコアが認められて昇進した!」関連の話がないかSNSとブログを調査した結果を次から見ていきます。

 

TOEICハイスコアの世間の評判



5人のツイートを紹介させていただきましたが、皆さん大なり小なりTOEICハイスコアの恩恵を受けていますね。

 

また、以下のブログの著者さんもTOEICで700点を取ったことで、青年海外協力隊に参加するチャンスをもらい、海外でのキャリアがひらけた話をしています。

 

参考記事:【TOEIC意味ない説は本当】でも勉強してきて良かったし人生変わったよ

 

この世間の声と企業が実際に提示している採用基準や昇進基準にTOEICスコアを挙げていることを考えると、TOEICを勉強する意味はめちゃくちゃあります。

 

 

TOEICなんて意味ない」と感じる意見もありますが、それ以上に勉強するメリットがあるんじゃないかと改めて思います。

 

 

【経験談】TOEICを勉強する意味

最後に私が2年間TOEICを勉強して感じた「TOEICを勉強する意味」をまとめていきます。

 

  1. 周りと差別化できる
  2. 勉強習慣ができる
  3. 現実とのギャップを考える癖がつく
  4. 転職できた

 

では、この4点について深掘りをしていきます。

周りとの差別化

社会人だと特にですが勉強するだけで、かなりの差別化をすることができます。

 

理由はほとんどの社会人が勉強自体をしていないことが上げられます。

 

 

このツイートにあるように一般的な社会人の勉強時間って1日6分しかないそうです。なので、1日15分でも英語を勉強すれば一般的な社会人から抜け出せちゃうわけです。

 

実際に前の会社で私がこれを肌で感じた時にしたツイートがいかになります。

 

 

私が勤めている会社は名前を出せば知っている人もいるくらいの会社ですが、TOEIC700点取ったらかなり評価されました。

 

 

これ以来部内でも英語キャラが定着していて、小さいですが周りとの差別化の良い例かなと思います。

 

 

勉強習慣ができる

勉強習慣をつけられるのもTOEIC勉強をする1つの意味になります。

 

 

やはり英語はコツコツ勉強するしか伸ばす方法がないので、TOEICのスコアを伸ばそうとしたら、勉強を継続するしかありません。

 

 

そうすると、自然と勉強の習慣が付いてきます。

 

 

勉強の習慣がつくことで、他の分野の勉強や仕事に関して勉強が必要な時もするっと勉強するモードになれるのでかなりメリットがあります。

 

 

上記で述べたように、社会人でもなかなか勉強の習慣がある人って少ないですからね。

 

 

現実とのギャップを考える癖がつく

これは仕事にも応用が効くとても重要な考え方です。順を追って説明していきます。

 

 

TOEICを勉強すると、自分の目標点数と今の自分の点数にギャップがあると思います。

 

 

そのギャップをいかに埋めるかを考え、勉強する。そして、間違っていたら修正する。

 

 

このトライアンドエラーの感覚がTOEICを勉強することで身につきます。

 

 

この能力はかなり汎用性の広い能力で、大きな仕事や成し遂げたいことに挑戦する時にめちゃくちゃ役に立ちます。

 

 

特に仕事で目標に向かって取り組む際に、この「現実とのギャップを考える癖」がついていたことで、計画的に仕事を進められた経験が何度もあります。

 

 

これもTOEICを学んだからこそ気づいたことの1つです。

 

転職できた

 

TOEIC930点を取ったことで、転職も成功することができました。

 

実際に私が内定をいただきた企業ではTOEIC750点以上を条件としていて、それをしっかりとクリアすることができました。

 

私自身、未経験の業種への転職だったので、状況的には不利な転職活動でしたが、TOEICスコアを要求以上に持っていたことがプラスに働いたかなと考えています。

 

 

TOEICで少し人生変わった

飛ぶ鳥

 

今回の記事では「TOEICを勉強する意味」についてまとめてきました。

 

 

繰り返しになりますが「英語を流暢に話す」という目標を掲げた時に「TOEICなんて意味あるの?」と考えてしまう気持ちはわかります。

 

 

その理由はTOEICハイスコアの人達でも英語を流暢に話せるわけではないからです。

 

 

ただ、日本人に取って「英語を流暢に話すファーストステップ」としてならTOEICは意味があるし、また「転職や就職の際に効果を発揮するといった意味」では確実に効果があります。

 

 

また、私自身も本当に小さいながらTOEICを勉強したことで社内評価も変わり、TOEICで学んだ学習方法を仕事に活かせたりと間違いなくTOEICの意味を実感しています。

 

 

なので、皆さんも迷っているなら挑戦した方が良いかと。スコアだけでなく、様々な力が身に付くと思います。

 

 

これからTOEICを勉強する皆さん向けにTOEICの勉強法の記事を以下に貼っておきますので、参考にしてみて下さい。

 

 


関連記事:社会人に最適なTOEIC勉強法【TOEIC700越えの社会人が解説】

 

 

では、今回は以上です。読んでいただきありがとうございました。

 

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