そんな人達の疑問に約9ヶ月でTOEICスコア700点突破した私が、自分の体験談とその時の反省から考えたおすすめのTOEIC500点から700点を上げるための勉強法を紹介していきます。
また、この記事は以下の内容で話を進めていきます。
この記事の内容
- TOEIC500点から700点に上げるために重要な最初の5ステップ
- TOEIC500点から700点に上げるための具体的な勉強内容
- TOEIC500点から700点に上げるためにのおすすめの参考書
では早速本題にうつりましょう!
目次
TOEICを500点から700点に上げるために重要な最初の5ステップ
TOEICを500点から700点に上げるために重要な最初の5ステップは以下の通りです。
- 現状の把握
- 目標点数の設定
- 現状と目標点数のギャップを確認
- 日々の勉強時間の設定
- 日々の勉強内容の設定
では、これについてそれぞれ解説を加えていきます。
ステップ①:現状の把握
まずは現状の自分のTOEICスコアを把握します。
理由は今のTOEICスコアがわからないと目標までどのくらいの点数が必要なのか、またどの分野が苦手なのかも全く見えてこないからです。
ただ、ここで注意して欲しいのは昔のTOEICスコアを参考にすることです。
この理由は当たり前ですが、今と昔ではわずかな差しかないかもしれませんが、TOEICスコアが変動している可能性があるからです。
学生時代に勉強した貯金がなくなってスコアが下がっていたり、少しだけ勉強をしていたから点数が上がったりなど。
なので、せっかくTOEICを勉強する気になったならスタートダッシュを正確に切る必要があるので、必ず現状のTOEICスコアを確認しましょう。
具体的な方法を3つ紹介しておきます。
現状の実力を測る方法
- TOEIC公開テストを受ける
- SANTA TOEICの無料AIスコア診断を受ける
- 公式問題集を解く
では、これに関してもそれぞれ解説を加えていきます。
①TOEIC公開テストを受ける
当然ですが、TOEICの本番である公開テストを受けるのが1番現状を把握するには適しています。
ただ、公開テストにもデメリットがあって「結果がわかるのが遅い」ということです。
公式からスコアの発表があるのが約3週間後なので、その期間でやる気が下がる恐れも..笑
なので、そうならないためにもすぐに結果がわかる方法を以下で紹介します。
②SANTA TOEICの無料AI診断を受ける
SANTA TOEICというアプリでは、無料でTOEICスコアのAI診断を行ってくれます。
英語勉強を再開させて2週間くらい経つけどだんだん英語力回復してる感!
— なおや@英語を頑張る社会人 (@naoya_eigo) July 11, 2020
SANTA TOEICのAI診断でそれが実感できるの悪くない🙆♂️ pic.twitter.com/7TCBMKPzIw
実際に私も受けてみましたが、10問程度の問題に答えることでかなり精度の高いTOEIC診断を受けることができます。
なので、サクッと今の実力を試すにはかなりおすすめの方法ですね!
関連記事:SANTA TOEICを使った社会人の感想|スタディサプリの勝利
③TOEIC公式問題集を解く
TOEIC公式問題集とは本番と同様の形式のテストが2つ入っていて、その正答数からおおよその現状のTOEICスコアを測ることができます。
SANTA TOEICのAI診断だけだと不安な方は公式問題集も併用して解くのもありですね。
理想は公開テストも受けつつ、紹介した2つの方法でサクッと実力を試して勉強に入るのが良いかと思います!
ステップ②:目標点数を設定
ステップ②は「目標設定」です。
この時の目標はなるべく具体的な数字にするのがポイントです。
この記事ではTOEICの点数を500点から700点まで上げる方法を解説するので、目標点数が700点代の人が多いと思います。
しかし、単純に700点代と言っても700点と790点では努力量が変わってくるので、ここでなるべく正確に目標設定を考えましょう!
きっとそれぞれの就職・転職時に求められるTOEIC点数は変わってくるはずです。
ステップ③:現状とのギャップを確認
前章で現状の自分のTOEICスコア、そして目標のスコアを確認できたはずです。
では、その次のステップとして「現状と目標の点数ギャップ」をはっきりさせましょう!
過去の私はこれが全くできておらず、「TOEIC900点を取る」という目標を立てながらも現状とのギャップを意識できていなかったので、闇雲に勉強することしかできませんでした・・
なので、これからTOEIC700点を目指して勉強する皆さんには、このギャップをしっかりと意識して適切な勉強方法・時間で取り組んで欲しいです!
具体例を上げるなら下記のようになります。
具体例
- 現状のTOEICスコア:550点
- 目標のTOEICスコア:730点
- 現状と目標とのギャップ:180点
このようにしっかりとギャップを意識しておきます。
そして次章からは、このギャップをどのように埋めていくかを考えていきます!
ステップ④:必要な勉強時間を計算
ステップ④では、ギャップを埋めるためにはどのくらいの勉強時間が必要なのかを考えます。
ここで重要になことは「何時間勉強すればTOEICスコアは何点上がるのか?」ということです。
その際に良く参照されるのが以下の図になります。
これから考えると前章で上げた「180点」というギャップを埋めるためには、「450時間」必要なことがわかります(550点から750点まで上げると仮定)。
また、私自身がTOEIC500点代から700点代まで上げるのに約400時間かかった経験があります。
なので、個人的にはTOEICの勉強時間を決める際には、上の表は参考になると考えています。
では話を戻して、先ほど算出した「450時間」を日々の勉強でどのようにこなしていくかということになります。
この話は個人の「期間設定」で決まってきます。例えば、半年で450時間をこなすなら1日の勉強時間は2.5時間、3ヶ月でこなすなら5時間ということになります。
これは個人のライフスタイルやTOEICスコアが欲しい時期で異なっていると思うので、自分で必要な1日の勉強時間を考えておきましょう。
ステップ⑤:日々の勉強内容の設定
そして最後のステップが「日々の勉強内容の設定」になります。
必要な勉強時間が分かっているので、後は適切な努力をしていくだけになります。
この話はかなり長くなるので次章に移り、体系的にまとめていきます!
TOEIC500点から700点に上げるための5段階の勉強方法
TOEICを500点から700点に上げるための勉強で重要なのは以下の5ステップになります。
- 英語勉強の習慣をつける
- 英語の基礎力を上げる
- 英単語を攻略
- 英文法を攻略
- TOEICの本番形式に慣れる
では、それぞれ解説をしていきます。
ステップ①:英語勉強の習慣をつける
勉強習慣をつけるのはTOEICで点数を上げる上での基本かつ最重要な部分です。
多くのTOEIC勉強者の最初の脱落ポイントが「継続できない」というところにあると考えています。
Toeicの出来が今ひとつ。全然勉強してないからだけど。今度はきちんと勉強して受験しよう。毎回思ってて、実行できてないけど。英語の勉強って苦行だからなかなか継続できない。
— UK (@hiria_botti) July 28, 2014
私自身も学生時代は英語勉強を継続できない問題に悩まされました。しかし、社会人になって英語勉強を始めてからは毎日欠かさず英語に触れる習慣がつき、TOEICスコアも800点を越えることができました。
その際に私が意識したことが以下の3つです。
意識したこと
- 毎日やる
- 小さく始める
- 楽しい勉強を見つける
具体的には「楽しく毎日やれる勉強を1日15分でも良いからやる」ということです。
これは本当に何でも良くて、海外ドラマを見るのが好きならそれを毎日見るようにしたり、音読が好きなら毎日音読をするといったことです。
とにかく自分が苦じゃない勉強を見つけそれをまずは継続しましょう!それが英語勉強の習慣を付ける第一歩になります。
ただ、その勉強だけをだらだらとやっていてもTOEICの点数は伸びません。
なので、約1ヶ月を目処にしっかりと楽しい勉強ができる習慣をつけて、次のステップに移りましょう!
ステップ②:英語の基礎力を上げる
ステップ②から本格的な英語勉強のスタートです!
そして、このタイミングでやって欲しいことは3つあります。
英語の基礎力を上げる方法
- 音読
- シャドーイング
- 毎日1時間の勉強
では、それぞれ深掘りをしていきます。
英語の基礎力を上げる方法①:音読
まずは「音読」です!
音読は知っての通りですが「書かれている英文を見ながら声を出して読むという勉強」になります。
音読の効果は様々な英語のプロ達もおすすめしていますし、私自身も学習初期に音読をしたことで、しっかりと英語の土台を作ることができたのでおすすめの勉強方法です。
純ジャパの方にお勧めの英語ハックなのですが、暫く英語を話さないと英語得意な方でもガクッと会話力が落ちますよね。
— Hiroshi Watanabe (@Hiroshi99857672) June 28, 2020
そんな時
「短い記事程度の量の英文を15分ほど繰り返し音読する」
と、会話力が手早く一時的に回復します。黙読でなく音読するのがカギ。私は重要会議直前などいつもやります。
また私の経験上重要だと思った音読のポイントは「発音と意味を意識する」ことです。
これを意識しないとただ英語を読むだけの作業になってしまい、効果が半減してしまいます。なので、あらかじめ意味を理解していて、なおかつ音源のある教材を選ぶのが良いと思います。
英語の基礎力を上げる方法②:シャドーイング
シャドーイングとは「聞こえてきた英文を、聞こえたまま繰り返して発声する」という勉強方法です。
科学的な効果としては図で説明しているように、シャドーイングをすることで「音声理解9割の脳」から「意味理解9割の脳」に脳を鍛えることができます。
【社会人の英語】
— キミハル@元外交官の英会話 (@kimi_english) July 23, 2020
シャドーイングはやはり王道です。やらない手はない。
最初は2分、5、10、15分と少しずつ長くしましょう。
15分以上長くする必要はないので、
音を追う集中力が続くようになったら、
次は話しながらどれだけ意味を追えるかにチャレンジしてみてください。あとは習慣にするだけ。
また、シャドーイングの方法に関しては一人の英語学習者である私の説明よりプロの説明の方が説得力があると思うので、以下に参考になる動画を貼っておくので、ぜひ見てみて下さい。
また、どんな教材を使ってシャドーイングをしたら良いか気になる人がいると思います。
なので、実際に私が用いていたシャドーイング教材を紹介します。
おすすめのシャドーイング教材
- Youtube
- スタディサプリTOEIC
まずYoutubeを選んだ理由は自分の好きな題材でシャドーイングを行えるからです。
これのメリットは何より楽しく勉強ができます。自分の興味のある分野なのでアクティブに英語を聞けるし、理解しようと思う気持ちも強くなるので勉強継続に一役買ってくれます。
次にスタディサプリTOEICを選んだ理由は2点あります。
- TOEIC教材でシャドーイングできるから
- シャドーイング専用の機能があるから
実際のTOEIC教材を使ってシャドーイングをすることで本番を意識した勉強ができます。また、スタディサプリTOEICのコンテンツの中にシャドーイングを専用にできる機能があり、それがむちゃくちゃ優秀なんですよね!
詳しいスタディサプリTOEICのシャドーイング機能に関してはこちらの記事で解説しているので、ぜひ読んでみて下さい。
英語の基礎力を上げる方法③:1時間の勉強時間を確保
この段階になったら最低1日1時間は英語を勉強する時間を作りましょう!
始めるときは小さくで問題ないですが習慣になってきたらなら、段々と負荷を上げて勉強します。
この1時間は前章で書いている音読・シャドーイングに加え、自分が楽しいと思う勉強も組み合わせて勉強計画を作ってみてください。
やはり音読やシャドーイングといったガチ英語勉強ばかりだと疲れちゃいますかからね笑
ステップ③:英単語の攻略
英単語の勉強からは英語を勉強する以上逃げられませんね..笑
なので、このステップ③でステップ①〜②の内容に加えて、単語学習も同時に進めていきましょう!
個人的におすすめな英単語の勉強方法は以下の手順になります。
おすすめの英単語勉強法
- 2週間で500単語覚えると決める
- 毎日やる
- 2週間たったら、次の500単語に移る
- また2週間たったら、その前の週にやっていた単語を復習する
- これを覚えるまでループする
この英単語の勉強法はこちらの記事で詳細に解説しているので、ぜひ参考にしてみて下さい。
また、おすすめの英単語張が気になる人がいると思いますが、個人的にはTOEIC対策用の単語張であれば何でも問題ありません。
私自身はスタディサプリTOEICというアプリのコンテンツ内にあるTEPPAN英単語とキクタンを使っていました。
しかし、大切なのは自分に合うかどうかなので、実際に書店に足を運んで自分にとって使いやすい単語帳を見つけてみて下さい。
ステップ④:英文法の攻略
英単語をクリアしたら次は英文法です!
とはいえ、この記事を読んでいる人は現在TOEIC500点代という人が多いかと思います。
なので、そのレベル帯の大半の人は文法の基礎の基礎は理解はしていますよね。
そのため、勉強内容の中心は「問題演習」になります。
中には「とはいえ文法もちょっと不安..」という人もいるかと思うので、サクッと文法の基礎を復習できる参考書のリンクを貼っておきます。
では、具体的な英文法の勉強の手順を以下に示します。
おすすめの英文法勉強法
- 1日1単元のペースで問題演習
- 答え合わせ
- 1と2を毎日繰り返す
目安は選んだ文法問題集を2〜3周するイメージですね。
また文法用の問題集も単語帳と同じく自分に合っているかどうかで決めるのが1番だと思います。
参考までに私はスタディサプリTOEICのみで文法対策は行いました。それ以外にも世間的にも評判が良いのが「文法問題出る1000問」ですね。
あとは自分で決めた参考書をがっつりやりこんで浮気しないように気をつけましょう!
ステップ⑤:TOEICの本番形式に慣れる
最後はTOEIC公式問題集を使って圧倒的な問題演習をかましましょう!
TOEICは問題量が膨大なので英語力だけでなく、形式慣れも高得点を取る上では重要になってきます。
なので、ここは逃げずに頑張りましょう!
また、問題量が膨大なため事前に「自分なりのTOEIC本番の解き方」を作っておくと本番中に焦らずに済みます。
その際に参考になるのが「直前の技術」という参考書です。
こちらの参考書には、効率的なマークシートの仕方やテストの進め方が書かれています。
なので、自分で本番演習をする中で使えると思ったテクニックは真似して使ってみるのが良いかと思います。
そして「自分なりのTOEIC本番の解き方」を確立して行ってみて下さい。
TOEIC500点から700点に上げるための5段階の勉強方法まとめ
- 英語勉強の習慣をつける
- 英語の基礎力を上げる
- 英単語を攻略
- 英文法を攻略
- TOEICの本番形式に慣れる
この章ではTOEIC500点から700点に上げるための勉強方法をまとめてきました。
またここではより具体的なイメージを持ってもらうために、各ステップにおける期間、勉強時間、勉強内容を表にまとめますので、ぜひご活用下さい。
ちなみにここでは「半年間でTOEICを550点から770点まで上げる」を例にしますので、必要な勉強時間は「450時間」になります。
期間 | 1日の勉強時間 | 勉強内容 | |
ステップ① | 1ヶ月 | 15〜30分 | 好きなもの |
ステップ② | 1ヶ月 | 1時間 | 好きなもの・音読・シャドーイング |
ステップ③ | 1ヶ月半 | 3時間 | 好きなもの・音読・シャドーイング・単語 |
ステップ④ | 1ヶ月半 | 3時間 | 好きなもの・音読・シャドーイング・文法 |
ステップ⑤ | 1ヶ月 | 3時間 | 好きなもの・音読・シャドーイング・公式問題集 |
半年という時間を取っても、やはり勉強後半では1日の勉強時間は3時間は必要になってくると思います。
もちろん仕事が忙しくて1日にこんなに勉強できないという人は週末や長期連休を利用して、がっつり勉強する時間を確保するのも良い作戦です。
ただ、一度勉強すると決めたなら勉強しない日を作るのたけはやめましょう。一度サボってしまうと人間はそこからサボりグセがついてしまいます。
なので、小さくても良いので毎日勉強することだけは肝に銘じておきましょう。
TOEIC500点から700点まで独学で上げるための超具体的な勉強法まとめ
今回の記事ではTOEIC500点から700点まで独学で上げるための超具体的な勉強法をまとめてきました。
個人的にTOEICを独学で勉強していて思うのは「簡単だけど難しい」です。
これは戦略を立てて、継続をすれば必ず成果が出る一方で、闇雲にやっても挫折したり、思うように結果が出ないというTOEICというか英語勉強の性質があるかなと思っています。
ただ、間違いなく諦めず改善すれば結果が出るのがTOEICの勉強です。
そして、一度頑張って手に入れたスコアは自分の価値になり、転職や昇進に優位に働くこともあります。
なので、ぜひ今TOEICを勉強するか迷っている人は一歩を踏み出して欲しいです!
そのきっかけにこの記事がなれたら最高に嬉しいです。では今回は以上となります。読んでいただきありがとうございました。
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