「TOEICの点数を上げたい」という社会人の声を良く聞きます。
TOEICの点数は上げたいけど、仕事をしながら勉強するしかないからきついというのが正直なところかと思います。
なのでこの記事では実際に社会人をしながら2年かけてTOEICの点数を555点から930点に上げた私が社会人におすすめのTOEIC勉強法を紹介していきます。
この記事で紹介する勉強法はTOEICのリーディング&リスニングの勉強法です。
結論、社会人のTOEIC勉強法で重要な点は以下の2点になります。
- 使う教材を絞る
- 毎日少しでも継続する
時間がない社会人にとって、色々な参考書に浮気している時間は無駄でしかありません。
理由はその度に最初から学習することになり、結局TOEICの網羅的な学習ができないからです。なので、信じた教材をやり切るようにしましょう。
また、話は少し変わりますが、英語取得(自信を持って英語を話せるレベル)にかかる時間はおよそ10,000時間と言われています。
つまり、1日1時間勉強したとしても約27年かかる計算です。
”英語習得には時間がかかる”
— おいぬ好き / 逆転の英語キャリア (@inu_love_global) June 9, 2020
1万時間の法則という技能習得に関する理論があります。英語に関しては、私は妥当な期間と考えています。例えば、大学4年間海外の人は極めて高い英語力を持ちますよね。1日平均8時間英語に触れる機会があったとすると、4年で11,680時間。最上級を目指すなら目安にしたいです
もちろん皆さんが目指しているレベルにもよりますが、ビジネスシーンで問題なく英語を話せるレベルという意味において1つの目標となる数字です。
これを目指すことを考えたら、少しずつでも継続しないと自分のなりたい姿にはなれないことが分かりますよね。
なので、社会人でこれからTOEIC学習を始める人はまず教材を絞り、そして少しずつでも継続できるような習慣を作っていきましょう。
社会人に最適なTOEIC勉強法
結論から話すと、社会人に最適なTOEIC勉強方法は『教材を絞って勉強を継続すること』です。
理由は単純で社会人がTOEIC勉強に使える時間が少な過ぎるからです。
この記事を読んでいる人は社会人の方が多いと思うので、自分の生活を振り返れば納得してくれるかと思います。
これらと上手く付き合いながら、さらにTOEIC勉強するって本当にハードですよね。
なので色んな参考書に手を出したり、1回勉強を始めて挫折してまた始めるというのを繰り返すのも時間の無駄なのでやめましょう!
この理由から『教材を絞って勉強を継続する』習慣を作ることが社会人のTOEIC学習では重要になります。
実際に私自身も、この勉強法を意識できるようになってから社会人しながら確実にTOEICの点数を伸ばすことができました。
ただ、それまでの私はというと英語学習といえば3日坊主が当たり前でした。その他にもひどい英語勉強失敗談があるので以下に示します。
過去のTOEIC失敗談
- TOEIC参考書マニア
- 全ての参考書のPART1のみをマスター
- 1ヶ月頑張るけど挫折
- ある月の土日だけめっちゃ勉強するけど挫折
- TOEIC500点台を連発
なので、この記事を読んでくれている方にはこんな失敗をして欲しくないので、ぜひこの記事を反面教師にして下さい。
では以下より具体的にどのようにして『教材を絞って勉強を継続する』のかについて解説していきます。
社会人をしながらTOEIC勉強を継続させる方法
まずは、社会人がTOEIC勉強を継続させる方法について解説していきます。
ポイントは3つあります。
- 小さく始める
- スキマ時間を使う
- 毎日固定の勉強時間を取る
それぞれについて深掘りしていきます。
①小さく始める
「小さく始めること」はモノゴトを継続する上で最重要です。
これは上の動画でメンタリストのDagigoさんの習慣化に関して同様の意見を述べています。
では具体的に『小さくTOEIC勉強を始める』というのはどういうことかを説明します。
小さくTOEIC勉強を始める例
- 通勤中だけは洋楽を聞く
- 夕飯中は海外ドラマを見る
- 朝起きたら単語帳を5分見る
- 寝る前にTOEICの問題を1問解く
- 昼休みに入ったら5分だけTOEIC勉強する
私の場合はスマホで勉強をできる状態にしておき、朝起きた瞬間に15分勉強することから始めることを心がけました。
すると、起きることが英語勉強をするきっかけとなり、勉強が始められ、さらに15分という小さな目標だったため無理せず習慣にすることができました。
なので、皆さんもまずは「小さな勉強習慣をつける」ところから初めて見て下さい。
②スキマ時間を使う
スキマ時間の活用は社会人がTOEIC勉強するならあたりまえだのクラッカーなのですができてない人多いですね。
スキマ時間を上手く使えない社会人はTOEICの勉強時間を捻出できないので、結果的に成果も付いてきません。
なので、ここは頑張ってスキマ時間に勉強する習慣をつけましょう!
「じゃあ通勤時間を全部使ってTOEIC勉強します!」と大きく始めると失敗の元なので、ここもまずは「小さく始める」ことが大切です。
ちなみに私の場合は、ランチを食べる前の15分を勉強時間としてスキマ時間の活用を始めました。
この習慣はTOEIC900点とった今でも継続できているので、やはり習慣化には小さく始めることが重要なんだとなと感じています。
③毎日固定の勉強時間を取る
小さく始めるのと同じくらい重要なのが「毎日やる」ことです。
これはブログで成功しているマナブさんという方も実践しているのでかなり信頼性がある方法です。
また「毎日やる」のが重要な理由は、毎日やらないと習慣化できないからです。
具体例を上げます。
「社会人でTOEIC勉強を始めたけど平日は仕事で忙しいからとりあえず勉強はしないで土日だけやろう!」
こんな風に考える人は多いかも知れませんが、これだと高確率で失敗します..
理由は自分の生活を考えてもらうとわかると思うのですが、土日って遊びや飲み会の予定があったり、家族サービスしなきゃだったりで意外と時間が取れません。
そうすると「今日は忙しかったからTOEIC勉強しないでいいや....」的な言い訳をしがちです。
そして結局1週間で1回もTOEIC勉強をしない時期が多くなり、また挫折....(ちなみに私の昔の体験談..笑)
ただ毎日10分でもTOEIC勉強する習慣ができていれば1ヶ月で300分、1年で3,650分、つまり60時間近くの勉強時間を確保できることになります。
なので自分のライフスタイルに合わせて毎日固定でTOEIC勉強する時間を取ってみてください。それがTOEICスコアをあげる第一歩になります。
社会人におすすめのTOEIC勉強教材
冒頭で述べたように社会人のTOEIC勉強で重要なのは「教材を絞って継続して勉強する」ことです。
なので教材の選び方もこの要素があるかどうかが重要です。以下に社会人がTOEIC教材を選ぶ上で重要なポイントを示します。
- 継続のしやすさ
- TOEICの内容を全てカバーしているか
つまり、挫折防止の継続のしやすさとTOEIC範囲がその教材で完結する網羅性が教材選びのポイントです。
そこで私がおすすめするTOEIC教材は以下の3つになります。
- スタディサプリTOEIC
- SANTA TOEIC
- abceed
共通点は全てTOEIC勉強用のスマホアプリのためどこでも勉強できるという継続のしやすさがあります。
また、TOEIC勉強アプリってむちゃくちゃあるんですけど、TOEICの内容の網羅度を考えるとこの3つに落ち着くかなと。
では、この3つのアプリに関して解説とおすすめしたい人を紹介していきます。
①スタディサプリTOEIC
英語が苦手だけどTOEICを頑張りたい社会人にはスタディサプリTOEICがおすすめです。
理由は英語の基礎力を上げるためのコンテンツが圧倒的に多いからです。
具体例を上げると『基礎講座』という学習コンテンツがあり、ここでは『基礎英文法』と『基礎英単語』を学習できます。
基礎英文法の内容
- 文の成り立ち
- 名詞
- 形容詞
- 副詞
- 前置詞
- 接続詞
- 動詞
- 時制
- 助動詞
- 能動態と受動態
- 不定詞
- 動名詞
- 分詞
- 代名詞
- 比較
- 関係詞
- 仮定法
- 文型
ここまで基礎をしっかりと固められるTOEICアプリは今のところスタサプだけですね。
合わせて読みたい
関連記事:スタディサプリTOEICを1年使った効果まとめ
②SANTA TOEIC
SANTA TOEICはTOEIC中級者向けのアプリです。
理由は講義は微妙だけど、問題が充実しまくっているからです。
SANTA TOEICの動画講義は本当に要点のみを解説するものなので、TOEIC初心者には難しいのが事実ですね。
しかし問題に関してはAI技術を使って、学習者の弱点を補う問題を提案しているので効率的に学習することが可能になっています。
なので、TOEIC中級者のあと少しTOEICスコアを上げたいという気持ちを満たすアプリですね。
関連記事:SANTA TOEICを使った社会人の感想|スタディサプリの勝利
③abceed
最後はTOEIC上級者向けのabceedです。
理由は上記2つとは違い、abceedには動画講義がないというのが大きいです。なので、よりしっかり独学する必要性が出てくるので3位としました。
ただ世の中にあるほぼ全てのTOEIC対策本が収録されていて、それを1つのアプリで統一して使えるので便利には間違いありません。
ただし、参考書は都度課金してダウンロードする必要あるので注意して下さい。
そのため自分の勉強すべき部分がしっかりとわかっているTOEIC上級者におすすめしています。
TOEIC独学がどうしてもきついと思う社会人へ
ここまで聞いて「やっぱ社会人しながらのTOEIC無理そう....」と思った方もいるかと思います。
それでも仕事や転職でどうしてもTOEICスコアが必要という方もいるかと思います。
そんな人達にはTOEICスコアを上げるための専門スクールまたは英語コーチングサービスを受けることも1つの選択肢になるかなと思います。
また最近は英語コーチングサービスの認知も少しずつ上がってきましたが、以下のアンケートを見るとまだまだ一般的かというとそんなこともないようですね。
TOEICスクールまたは英語コーチングサービスとは、自分にTOEIC勉強の専属コーチをつけて学習計画から日々の学習のフィードバック等をしてもらうサービスです。
簡単に言うと「TOEIC版ライザップ」です。
英語コーチングのサービスを使うことで、強制的にTOEICを勉強できる環境が作れます。
1人では頑張れないけど誰かとだったら頑張れる人もいると思うので、そんな人の選択肢にもなるかと思います。
なので、実際に私が体験したTOEIC専門スクールと英語コーチングサービスを以下より紹介していきます。
社会人におすすめしたいTOEICスクールと塾
- イングリッシュカンパニー(ENGLISH COMPANY)
- プログリット (プログリット )
- STRAIL
上記に示したのは実際に私がTOEICスクールを調べ、その中でも評判が高く、さらに実際に体験した結果効果があると感じたサービスです。
それぞれのスクールに関して、以下より解説を加えていきます。
①イングリッシュカンパニー(ENGLISH COMPANY)
ENGLISH COMPANYは第二言語習得論をベースにした英語レッスンとコーチングを提供しているスクールです。
また、私が実際に体験した感想から言うと、英語・TOEIC初心者でも通いやすいスクールになっています。
この理由は、実際にレッスンを体験した際に初歩的な文法や文構造の取り方を一から教えていただきました。
なので、これからTOEIC勉強に初めて挑戦する社会人にとってはおすすめのスクールになっています。
また、イングリッシュカンパニーの詳しい解説に関しては以下の記事で行っているので、そちらを参考に検討して見て下さい。
関連記事:イングリッシュカンパニーの感想|TOEIC900点の社会人がまとめた
②プログリット(PROGRIT)
カズレーザーさんのCMで有名なプログリットですね。
プログリットは英語コーチング、つまり英語の自己学習を支援することに特化したサービスになります。
なので、基本的に具体的な英語の授業等はなく、進捗管理とモチベーション維持の支援が中心です。
私が実際に体験した感想としては「厳しい英語学習をコーチと一緒に乗り越える」運動部感のあるサービスですね。
なので、気合いで頑張るタイプや誰かと一緒にやるのが好きという人に向いています。
ただ、英語の授業等はないので、イングリッシュカンパニーのように基礎から丁寧にという形ではないので、しっかり英語の授業を受けたいという人には向いていないのでご注意を。
また、その他の詳細情報に関しては以下の記事で解説しているので、気になる方はそちらをのぞいて見てください。
関連記事:PROGRIT(プログリット)の感想|TOEIC900点の僕がまとめた
③STRAIL(ストレイル)
STRAILはイングリッシュカンパニーから派生した英語コーチングのみに特化したサービスになります。
なので、料金が高いことで有名な英語スクール・コーチングサービスの中で群を抜いたリーズナブルな価格設定になっています。
そのため、英語の授業がなくても良くて、なるべく費用を抑えたい人にはSTRAILがベターな選択肢かなと思います。
また、その他のSTRAILの情報に関しては以下の私が実際に体験したことを記事で解説しているので、気になる方はそちらをのぞいて見てください。
関連記事:STRIL(ストレイル)の評判【念願のTOEIC900点取れました!】
おまけ:スタディサプリENGLISHパーソナルコーチプラン
最後におまけとして、スタディサプリのパーソナルコーチプランを紹介します。
スタディサプリのパーソナルコーチプランは上で紹介した英語スクール・コーチングサービスとは異なり、完全にTOEIC対策に特化したサービスになります。
他のサービスが英会話を念頭に入れた学習を行う一方で、パーソナルコーチプランは本質的な英語力向上と言うよりは、TOEICで点数を取るための勉強をするイメージです。
そのため、値段も3ヶ月コースで68,000円と他のサービスと比べると圧倒的に安いです。
なので、とりあえずTOEICで高得点を早急かつリーズナブルに取りたいと考える人向きのサービスになっています。
社会人がやるべき具体的なTOEIC勉強方法
社会人がやるべき具体的なTOEIC勉強は以下の4つになります。
- 単語
- 文法
- シャドーイング
- 音読
またポイントは「TOEICの教材で行う」ことです。
もちろん、英語力をあげる上では、もっと幅広い英語の勉強をする必要があると思います。
ただ、今回はTOEIC特化の勉強なので敵を知る意味でもTOEIC教材を使うのがベストです。
それでは、上から順番ずつ解説していきます。
①単語
単語勉強はTOEIC勉強するなら、必須なことは皆さんわかるかと思います。
ただ、重要なのは、TOEIC用の単語を覚える必要があることです。
多くの社会人は、大学受験で単語はたくさん勉強したから大丈夫と思いがちな人が多いイメージが・・
その思いこみがダメな理由は「TOEICにしか出ない単語がある」からです。
例えば「wheelbarrow」です。
この単語がわかならい人は絶対、そして分かったとしても必ずTOEIC用の単語は勉強しましょう!
私の記事の中でオススメの英単語勉強法も紹介しているので、そちらもぜひ参考にどうぞ。
関連記事:おすすめの英単語勉強法
②文法
文法の勉強も必須ですね。
ただ大学受験経験者の場合(想定TOEICスコア500点以上)は、基本的な文法知識は足りています。
なので復習と抜け漏れをなくすのがメインの勉強になります。
その場合の主な勉強方法は「解きまくり、都度復習」。
これに限るかと思います!
実際、私自身もこの勉強方法で文法を勉強しましたし、今もしています。
また、一から文法を見直す必要がある人もいます。
具体的なTOEICスコアでいえばTOEIC500点を安定して取れないならば、抜本的に文法を見直す必要があるかと思います。
そんな方達向けに文法の勉強方法を詳しく記事にしているので、そちらを参考に勉強して見て下さい。
関連記事:おすすめの英文法勉強方法
③シャドーイング
シャドーイングは私が1番オススメする英語勉強法です。
簡単に言うと「聞こえてきた英文を、聞こえたまま繰り返して発声する」という勉強方法です。
この勉強をすることで「自分がなんの音が聞き取れないのか、またなんの音が発話できないのか」がわかります。
そして、そこを重点的に発話したり、発音をチェックしたりすることで、その英文を自分のものにし、それが英語力アップに繋がります。
他は継続できなくても、シャドーイングを毎日やるだけでも、リスニングレベルは格段に上がります。
また、シャドーイングに関しても、特化して説明した記事を書いているので、そちらも参考にするともっとパワーアップできるかと。
関連記事:シャドーイングを使った勉強方法
④音読
音読は、私自身改めて効果があるなと感じている勉強方法です。
実際に私はTOEIC700点を超えるまで、ほとんど音読は行いませんでした。
しかし、TOEIC900点を目指し勉強する中で、音読を取り入れたらめちゃくちゃ良いことに気づきました。
音読のメリット
- TOEIC教材で音読すると復習にもなる
- 長文理解が素早くできるようになる
なので、皆さんには学習初期から音読を取り入れることで、もっと効率的なTOEICスコアアップに繋がると思うので、ぜひやってみて下さい。
スコア別で社会人がやるべきTOEIC勉強法
この章ではTOEICスコア別にやるべき勉強内容と進め方を解説していきます。
TOEIC500点の社会人向けの勉強法
上の画像が大まかにTOEIC500点代の社会人がやるべき勉強内容になります。
ただ、画像だけでは具体的にどのように勉強していけばわからないと思うので、以下に詳しく勉強方法をまとめた記事を添付しておくので、ぜひ参考にしてみて下さい。
TOEIC600点の社会人向けの勉強法
こちらも前章同様、TOEIC600点代の社会人向けの勉強方法になります。
具体的な勉強内容を以下のリンクを参考にしてみて下さい。
TOEIC700点の社会人向けの勉強法
最後はTOEIC700点代の社会人向けの勉強方法になります。
また、同様に具体的なTOEIC800点を目標とした勉強方法に関しては以下にまとめているので、参考にしてみて下さい。
TOEIC800点の社会人向けの勉強法
TOEIC800点から900点を目指す際に私自身はガラッと勉強方法を変えました。
今までは基本的にはTOEICに特化した勉強をしていましたが、勉強していく中でかなりの伸び悩みを感じたからです。勉強方法の概要は以下のツイートです。
【嬉しかったので図解しました】
— なおや@働きながらの英語 (@naoya_eigo) December 24, 2020
僕が社会人しながらTOEIC930点を取るまでにやったことです✍️
個人的な見解、そして概要のみの説明になっていますので、質問またはご意見ある方はどしどしいただきたいです🙇♂️
・参考にさせていただいた方々@Kinaco_Inu さん@fujiwara4blog さん@tabestation さん pic.twitter.com/W6SC43k7Px
また、この勉強内容についてはさらに詳し目に以下の記事で紹介しているので、TOEIC800点から伸び悩んでいる方はぜひ参考にしてみて下さい。
社会人でTOEIC勉強をするメリットとデメリット
この記事を読んでくれている人の中にも「仕事も忙しいのにTOEIC勉強なんて社会人でする意味あるのかな?」と悩む人も少なくないかと思います。
なので、この章では私の経験と客観的な意見も踏まえながらTOEICを勉強するメリットとデメリットについて考えていきます。
社会人がTOEICを勉強するメリット
私の経験からTOEIC勉強に時間を使う圧倒的なメリットはコスパの良さだと考えています。
理由は、少ない労力でキャリアアップのチャンスを広げられるからです。
具体例を上げると、平均年収700万のソフトバンクは採用条件にTOEIC700点をあげています。
なので昔の私のようにTOEIC500点しかない場合はエントリーする資格もないと言うことになります。
ただ、逆に言えばTOEICを頑張るだけで自分のキャリアの選択肢を広げられるようになるということです。
また、統計データとしてTOEIC500点から700点に上げるのにかかる時間は約450時間と言われています。
つまり、毎日1時間TOEIC勉強できれば1年ちょっとで到達可能です。
大げさに言うなら1年で年収400万アップの可能性があることになります。
ただ、コスパが良いのは事実でここまで明確に年収を上げてくれる指標は他になりと思います。なので、ぜひ今回の記事を機会にTOEIC勉強を初めて欲しいなと思います。
また、年収アップを考えるとTOEIC以外にも資格試験は有効に働きますよね。TOEIC以外の選択肢を考えたい人には以下の記事を参考に見てみて下さい
社会人がTOEICを勉強をするデメリット
TOEICを勉強すること自体に大きなデメリットはありませんが、強いて上げるとするなら以下の2点になるかと思います。
- TOEIC勉強だけでは英語を話せるようになれない
- 勉強時間を確保する必要がある
①はよく言われる話ですね。これは実際に事実でTOEIC930点をとった今でも、毎日のオンライン英会話では苦戦しているというのが事実です。
ただ、TOEICで学んだ英語の基礎がなければもっとひどいことになっていたと思いますし、これは個人的な感想ですがTOEIC800点台の時より、900点を取った今の方が英語がスラスラ出てきています。
もちろん、英語を話せるようになることが私達の共通目標なので、そのためにはスピーキングを勉強しないといけません。
ただ、その基礎を作る資格試験であるTOEICの勉強をせず、いきなりスピーキングを練習するのは無謀なので、まずはTOEICで土台づくりをするのが良いです。
また、勉強時間をしっかり確保する必要があるのも人によってはデメリットかなと思います。
TOEIC以外にもやりたいことがあったり、仕事が忙し過ぎる人にとっては負担になることは間違いありません。
ただ、これを読んでくれている人は少しでもTOEICのスコアを上げたいと考えている人だと思います。そこには何かしらの目標や夢があるはずです。
なので、まずは自分の負担にならない範囲で勉強を開始してみて下さい。
そうすることで英語の勉強にハマる可能性もありますし、またはきちんと習慣にできるようになるかもしれません。
前章でも話ていますが、まずは小さく初めて様子を見てみて下さい。きっと道が見えてきます。
また、もっと詳細に「TOEICを勉強する意味」については以下の記事でも話しているので、ぜひそちらも確認してTOEIC勉強を始めるモチベーションにしていただければと思います。
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関連記事:TOEICを勉強する意味なんてあるの?【少し人生変わった】
社会人のTOEIC勉強に関する疑問に答えます!
疑問①:社会人のTOEICスコアの平均は?
社会人のTOEIC平均点は約607点と言われています。
これは(TOEIC® Program DATA&ANALYSIS 2016より引用)で公開されているデータが元になり算出されています。また、全体平均は約580点なので、社会人の平均点の方が若干高くなっています。
このデータからもTOEIC700点あたりから世間の評価が上がってくるのも分かりますね。
疑問②:社会人ってTOEICを1日何時間勉強すれば良いの?
社会人に限らず、TOEICの勉強時間は目標点数、そしてその目標達成時期によって変わってきます。
前述したように、仮にTOEICを500点から700点まで上げるには、約450時間かかると統計的には言われています。
なので、例えばこれを3ヶ月で達成したなら、1日5時間、半年なら1日2.5時間ということになります。
統計データは目安でしかありませんが、それでも友達の勉強時間やネットで拾ってきた情報を参考にするよりは信頼性は高くなるはずです。
これからTOEICを本格的に勉強しようと考えている皆さんはぜひまずはこの統計データを参考に勉強時間を決定してみて下さい。
疑問③:社会人のTOEIC初心者は何をすべき?
英語からしばらく離れていて初めてTOEICを受ける人、またはTOEICを機会に英語勉強を始める人。
同じTOEIC初心者でも英語力は変わるので、一概には言えませんが共通でTOEIC初心者にやって欲しいのは『現状のレベル』を知ることです。
現状のレベル、つまりTOEICスコアがわからないとどのような勉強法で勉強を進めて良いかわからないと思うので、まずは『現状のレベル』を計りましょう!
現状のスコアを知る方法でおすすめの方法が以下の3つです。
現状のTOEICスコアを知る方法
- TOEIC公開模試を受ける
- TOEIC公式問題集を解く
- SANTA TOEICの無料AIスコア診断を受ける
これらの詳しい解説に関しては以下の記事で行っているので、ぜひ参考にして下さい。
関連記事:【久しぶりにTOEICを受けたい人向け】おすすめの勉強法と参考書まとめ
まとめ
今回の記事では『社会人に最適なTOEIC勉強方法』についてまとめてきました。
1番この記事で伝えたいことは「参考書の浮気をせずに教材を絞って勉強すること」が重要ということです。
大きな理由は私達社会人には学生の時ほどの時間はありません。
なので、以下に効率良く適切な努力をする必要があります。その前提条件として、教材特化があります。
これまで色んな参考書には手をつけは挫折してきた人は、ぜひこれから始めるTOEIC勉強では1つの教材に特化することを意識してみて下さい。
きっと今まで以上の結果に繋げることができるはずです。
今回は以上になります。読んでいただきありがとうございました。